もくじ
【もくじ】
第1章「もしもし、お宅のマンションが水漏れしているもんで」
▼すべては、一本の電話から始まった▼水漏れの引き金は殺人事件▼なぜ、『めでたい苗字』は自転車 を拭き続けるのか?▼上階で何が起きたのか?▼明けて翌日、水漏れは止まらず▼私の損害保険は有効か?▼マンションは今日も雨だった▼とってもエラい警察の対応▼失火元が損害賠償しなくていい国▼〈開かずの間〉開いた!
第2章 迷走する殺人マンション
▼容疑者の妻に面会▼『グレー不動産の紳士』からの通達▼『FXの女王』参上▼見積りと腰砕け▼マ ンションの共有保険▼塵を払い、垢を拭う▼賃借人の引越しと要求▼「国選弁護人に」と家族は言い▼ マンション管理組合の無関心▼号泣する準備はできていなかった▼「白髪、増えたな」▼きれいは汚い、 汚いはきれい?▼ホンジャマカ氏の正体
第3章 救世主は保険会社と弁護士
▼損保会社に書類提出▼弁護士に依頼▼世間のからくり▼容疑者は鑑定留置中▼アメリカ行きの機中にて▼弁護士の探し方とお金の話
第4章 〈訳ありマンション〉の資産価値
▼容疑者の国選弁護人、現る▼損害鑑定人、来たる▼『建築家』登場す▼鑑定人、再び来たる▼損害保険、金九四〇万円也▼K弁護士も来たる▼大手不動産が査定した〈水漏れ部屋〉の値段▼売値が一 気に一五〇万円アップ▼風変わりな商売、〈訳あり物件〉買取業者▼訳あり専門が査定した〈水漏れ部屋〉の値段▼売値は九三〇万円▼被害請求額を概算してみた▼売って一から出直そう▼さらば、マンション!
第5章 裁判ニッポン狂騒曲
▼容疑者の鑑定結果と審判▼師走の惨事▼加害者の事情▼提訴、原告になった私▼だんだんわからな くなってきました〜▼提出された刑事記録▼秋になっても責任論▼初めての法廷体験▼アメリカンな夫に理解できない日本の裁判▼ほんにお前は亀のような▼悪いことをしたらあやまってくれ▼こんな 裁判、もー嫌!▼尋問の朝▼『建築家』の堂々たる証言▼法廷の涙▼弁護士の使命▼判決▼控訴、 どうする?
第6章 水漏れて地は固まるか
▼災難に逢ふ時節には災難に逢ふがよく候▼この裁判、アメリカならどうなっていたか?▼最長級の絶句
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